歯科で麻酔を打たれてからずっと、両手のしびれが取れないので脳神経内科を受診しました。
どうやら、
両手のしびれは頚椎症の症状である可能性があるようで、血液検査と後日CTを撮ることになりました。’(MRIは拒否)
頚椎症は、主に加齢による頚椎(首の骨)の変形が原因で起こる病気です。
帰りの車の中で「枕が合わないと頸椎を痛めることがある」ということを聞いたことがあることを思い出し、調べてみると「枕が頚椎症の原因になりうる」とありました。
逆流性胃炎の予防として枕を高くしていたのですが、それ低くすると手のしびれが軽減しました。
◆ 頚椎症の主な症状:
・ 両手のしびれや動きの悪さ
・ 首や肩の痛み
・ 腕の痛みやしびれ
・ 歩行障害
・ 排尿障害(重症の場合)
特に、両手の指がしびれたり動きが悪くなったりする症状は、頚椎症性脊髄症と呼ばれる状態を示唆します。この状態では、脊髄(頚椎の中を通る太い神経)が圧迫されることで症状が生じます。
頚椎症の診断には、問診に加えてX線やMRIなどの画像検査が行われます。治療法としては、薬物療法やリハビリテーションなどの保存的治療が一般的ですが、症状が重度の場合は手術が必要となることもあります。
◆ 頚椎症の診断に使われる検査は、通常以下の順序で行われます:
(1)問診と神経診察:医師は患者の症状や経過について詳しく聞き取り、神経学的検査を行います。
(2)レントゲン検査(X線検査):最初に行われる画像検査で、頚椎の変形や不安定性を確認します。
(3)MRI検査:レントゲンで異常が見つかった場合や、神経症状が著しい場合に行われます。脊髄や神経根の状態を詳細に観察できます。
(4)CT検査:必要に応じて行われ、骨の詳細な構造を観察するのに適しています18。
(5)骨密度測定:骨粗鬆症の診断のために行われることがあります1。
(6)脊髄造影検査(ミエログラフィー):通常は最後に行われ、安全性を考慮して実施されます。手術を安全に行う目的で実施されることもあります
◆ 画像検査から分かること。
(1)レントゲン検査
最も一般的な検査で、以下の変化を観察します:
椎骨の変形
骨棘(骨のとげ)の形成
椎間板の狭小化
脊柱管や椎間孔の狭窄
ストレートネック(頚椎の前弯消失)3
(2)MRI検査
MRIでは以下の所見を確認できます:
神経、椎間板、靭帯の状態
椎間板の膨隆
靭帯の肥厚
脊柱管や椎間孔の狭小化
脊髄や神経根の圧迫3
(3)CT検査
CTは骨の詳細な構造を観察するのに適しています
◆ 頚椎症の薬物療法には、主に以下の種類の薬剤が使用されます:
(1)鎮痛薬・抗炎症薬
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬):ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなど
アセトアミノフェン:カロナール、タイレノールなど
これらの薬剤は、痛みや炎症を軽減するために使用されます。
(2)筋弛緩薬
ミオナール、リンラキサー、テルネリンなどが処方されます1。これらは首の筋肉の緊張を緩和し、症状の改善を助けます。
(3)神経障害性疼痛治療薬
リリカ(プレガバリン):通常の鎮痛薬が効かない場合に使用されることがあります
(4)強オピオイド鎮痛薬
トラマドール、トラムセット:激しい痛みに対して使用されることがあります
(5)その他の薬剤
ビタミンB12:神経の修復を促進するために使用されます
ステロイド:神経の炎症を抑えるために使用されることがあります
◆ 予防法としては、以下が挙げられます:
・ 良い姿勢を保つ
・ 首のストレッチを行う
・ 適切な枕を使用する
posted by Neo at 23:02| 東京 ☀|
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頚椎症
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